高瀬川クリーン作戦に参加しました。

2023年11月20日

高瀬川清掃の様子です。

 11月19日(日)に出雲南ロータリークラブ主催の「高瀬川クリーン作戦」に参加しました。 この行事は毎年行われています。本校からは2年生3名が参加しました。清掃場所も例年通りで、今市小学校の南で現在はマックスバリュ今市店がある「パラオ(世代によってはこっちのほうがわかる?)跡地」前から出雲市民会館北の「アツタ楽器店」前までの約3kmです。

 9時30分に出雲市役所西口に集合して開会式です。その後、出雲南ロータリークラブの方々、一緒に参加しているガールスカウトのみなさんと「パラオ跡地」前まで移動します。河川は上流でせき止められ、足首あたりまで水が引いています。川底が見えています。長靴を履いて楽に歩けるくらいなので、小さな川魚や川蟹が足元周辺でチョロチョロ動いているという、ちょっと珍しい光景です。

 高瀬川清掃1「パラオ跡地」を出発して10分くらい西へ行くと、毎年恒例の難所バトルです。上流から流れてくるゴミが引っかかるように、わざとコンクリートの柱が設けられています。昨年は、台風一過の後ということもあり、かなりの苦戦を強いられましたが、さて今年はというと……意外に少ない。楽勝ムードが漂いますが、そこは難所です。長めの草木がゴミに絡みついて、なかなか攻略できません。持っている火バサミは、ここではちっとも役に立ちません。軍手を装着した両手でいくしかありません。引き上げるのも一苦労です。各々が持っているゴミ袋には入らないほどなので、時間もかかりました(写真は難所攻略中の生徒たち)。

高瀬川清掃2 難所をクリアして「アツタ楽器店」前まで下ります。大きなゴミはありませんが、細々としたゴミが袋に入れられていきます。今回の清掃でたくさん拾ったのは、人工物ではなく、落ち葉や流木。川沿いに植樹してあるためにそこから出たもののようです。次に多かったのはやはり空き缶・空きビン類。ペットボトルは少ないです。分別回収しているためでしょう。缶やビンは分別の意識があまりないのか、ポイ捨てにつながってしまうのですね。ちょっと残念です。他に拾ったものの中では、壊れた傘が多かったです。コンビニなどで安く気軽に買える分、壊れるとすぐ捨ててしまうんですよね。ゴミの始末の仕方を考えさせられます。あとは小銭ですね。キャッシュレスになってきてはいるけど、捨てなくてもいいと思います(落としただけか……)。距離は2~3kmほどなのに、ゴミ袋はあっという間に満杯になり、全部使い切ってしまいました。

 あちこちでゴミを拾い、いくつもの橋の下(道路の下も)をくぐります。高校生は体が大きいので中腰ですが、小学生のガールスカウトの子どもたちはスイスイ橋の下を通ります。小学校低学年(1~4年生)でボランティア活動するなんてえらいなあ。見習いたいものですね。

 さて、「アツタ楽器店」前に到着したのは11時をちょっと過ぎたころ。ここで作業終了です。出雲市役所へ戻り、閉会式をして解散しました。

 毎年やっているので、珍しいものも見つかりますが、年々ゴミの量が少なくなっているのも事実で、「高瀬川クリーン作戦」の効果も出てきているように思います。また、高瀬川沿いの家の方から声をかけてくださることもあり、励みになりました。

 2・3か月前には気温が35℃を超える日が続いたので、「今年は冬が来るんかな?」と思っていましたが、11月になり、急に肌寒くなりました。川の水も冷たさが増しているようです。2時間ほどの作業でしたが、川も気持ちもきれいになりました。