島根県高校美術展〜全国高総文祭へ2点出品決定
2025年12月12日
第58回島根県高校美術展
時 12月12日〜15日
於 島根県立美術館(松江市)
県内の美術部員の作品が一堂に会する「島根県高校美術展」が、今年も開催されました。県内37校から335点が入選し、本校からは24点が入選を果たしました。 そのうち、2年生の定守 古都乃の絵画作品『逃亡』と、加納 珠莉の映像作品『color』が、全国大会推薦作品枠に選出され、来年度の全国高等学校総合文化祭(秋田大会)への出品が決定しました。 本校が同文化祭に推薦出品されるのは、7年連続19回目(計28作品)となります。

「 逃亡 」 S50 2年 定守古都乃
「逃亡」という題名から、静物の置かれた机の下にいる人物は、制作からこっそりにげ出そうとしている作者自身を描いた作品と推測する。綿切や教員を象徴する虎と絡み合わせにしており、シーっとしている表情やポーズが虎の表情と対照的で面白い。また青い布がめくれていることで鑑賞者が覗き見ているかのような演出を作っている所が絶妙である。何より伝えたいことを伝えるために、構図や構成を考え抜き、時間をかけ、描写にこだわった取り組みの姿勢が見事である。(会場配布の作品講評より)

「 color 」(映像作品) 2年 加納珠莉
人と関わる際に無理して周りに合わせ、本当の自分が分からなくなることは、おそらく誰もが一度は経験したことがあるのではないだろうか。この作品はそういう息苦しさから、ありのままの自分を受け入れてもらう安心感がうまく2分間にまとめられている。主線も黒ではなく柔らかな色を使い、全体的に優しい色合いとシンプルなイラストのみの表現で、あえてセリフがないことで、タイトルにもなっているcolorが際立っている。テーマが普遍的で明確で、老若男女の誰が見ても伝わる内容となっている。(会場配布の作品講評より)
また2年の三浦さん、春木さん、並松さんの作品が選抜作品(平面24点・立体9点)に選ばれました。

「 私と猫 」 S50 2年 三浦優那

「 うまい!! 」 S50 2年 春木かおり

「 再生 」 S50 2年 並松夕子





