出雲の歴史・文化を体験し、出雲のたからを学ぶプロジェクトに参加しました。
2022年10月26日
プロジェクト参加の様子です。
10月23日(日)に出雲南ロータリークラブ主催の「出雲の歴史・文化を体験し、出雲のたからを学ぶプロジェクト」に参加しました。今年は「出雲の”たから”を学ぶワクワク体験」と題して、出雲弥生の森博物館で館内見学・史跡散策と古代鏡づくり、県立古代出雲歴史博物館で館内見学と勾玉づくりを体験しました。9時に県立古代出雲歴史博物館に集合し、受付をしました。インターアクトクラブからは2年生11名の生徒が参加しました。市内のボーイスカウト・ガールスカウトの皆さんも参加していたので、総勢で約170名くらいでした。
全体を4つの班に分け、1・2班はそのまま古代出雲歴史博物館に残り、3・4班(インターアクトクラブは4班)は出雲弥生の森博物館に移動します。大型バス3台に分乗して揺られること30分ほど。出雲弥生の森博物館に到着しました。
大津町にある出雲弥生の森博物館は、西谷墳墓群史跡公園がある歴史博物館です。まず、館内で「四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)」の説明をされました。西谷墳墓群はこの四隅突出型で、歴史の教科書ではあまり載らないとても特徴的な墳墓です。学芸員さんは「コアラのマーチ」の形だと例えられたので、用意に想像できます。実際の大きさを見るために史跡公園に向かいます。古代出雲の王が眠る古墳なのでデッカイです。また、小高い丘の上にあるため出雲市内が一望できます。当時(古代)に絶大な権力を誇っていたことが伺われます。改めて「出雲ってスゲーっ」と感心しました。
館内に戻ると、ものづくり体験「古代鏡づくり」をしました。アルミ?で作られた古代鏡の鏡の部分を磨いて完成させるというものだったが、これがとってもおもしろい。紙やすりを粗めから徐々に細かくしていって、最後に研磨剤を使ってピッカピカの鏡にするだけの単純作業なのに、没頭してしまいました。1時間ほどの体験でしたが、とても楽しめました。(写真は体験に没頭?するインターアクトクラブ員)
博物館のベランダで弁当を食べ、再びバスに乗って古代出雲歴史博物館へ戻ります。ここでも館内の見学をしたあと、ものづくり体験をします。古代鏡の次は勾玉づくりです。勾玉づくりは何度か体験しているので、案外テキパキと作業できました。まず、やわらかい石を削ります。棒やすりで粗く削り、サンドペーパーをかけるのですが、ものすごい大量の石の粉がでます。着ている服が粉まみれになり大変でした。ガシガシと削ること30分。ようやく勾玉の形になってきました。水洗いをして、スタッフの方に紐を通してもらったら完成です。(写真は体験に悪戦苦闘?するインターアクトクラブ員)
夕方になり、4班すべてが古代出雲歴史博物館に集まると記念撮影をして終了です。新型コロナウイルス感染症がかなり落ち着いてきたのか、それとも我々人間のほうが「ウィズ・コロナ」感が強くなったのか、ずいぶん活動範囲も状況もコロナ前に近づきつつあります。古代出雲に想いを馳せながら、歴史・文化に触れ、大いに堪能できた1日でした。
※ この事業は、10月24日(月)の日本海テレビ『ストレイトニュース』、26日(水)の出雲ケーブルビジョン『いずもキャッチアイ』の中で紹介されました。