インターアクトクラブとは? 【はじめにお読みください】
インターアクトクラブの説明をします。
ようこそインターアクトクラブへ!
出雲北陵高校のホームページを開いて、部活動にアクセスし、「何じゃっ、この部は?」と興味を持たれたあなた! ありがとうございます! どうぞ、ゆっくりしてってください。
インターアクトクラブと聞いて、ピンとこない方もいらっしゃると思います。高校にしかない部活ですし、「全国総合文化祭」や「全国高校総合体育大会(インターハイ)」のように、名の知れた大会に出るわけでもありませんので、知られなくて当然だと思います。ここではインターアクトクラブの概要を説明します。
インターアクトクラブは、ロータリークラブにより提唱された12歳から18歳までの青少年または高校生のための社会奉仕クラブです。ロータリークラブは世界中にありますから、各国で同様の活動を行います。つまり世界規模のクラブというわけです。1962年にアメリカで最初のインターアクトクラブが作られ、日本では1963年の宮城県の仙台育英高校が最初とされています。私たち出雲北陵高校インターアクトクラブは、出雲南ロータリークラブが1973年2月に提唱してできたクラブです。本校を含め、島根・鳥取・岡山の3県には17の高校にインターアクトクラブがあり、「国際ロータリー第2690地区」になります(写真は「第40回地区大会(平成28年7月開催:本校が主催校でした)」の参加者)。ちなみに、世界145か国に約15000のインターアクトクラブがあり、30万人を超えるインターアクター(インタアクトクラブに所属している人のこと)がいます(2019年調べ)。日本は約30の地区、約550のクラブ数です(2005年調べ)。また、活動内容は様々ですが、基本的に国際ロータリーが推奨する「社会奉仕と国際理解」を拠点にしています。
本校インターアクトクラブは、「福祉」「奉仕」「支援」を柱とし、それぞれに長期・短期の活動を設けています。福祉活動は、高校近隣にある「シルバーコミュニティセンターいこいの郷」と「ほくよう保育園」の2つの施設に定期的に訪問します(写真はいこいの郷の敬老会での様子)。また、障害者支援施設「太陽の里」でのイベントのお手伝いや地区や商店街でのイベントスタッフもしています。奉仕活動は、「クリーンウォーク」と称して毎週校舎周辺のゴミ拾いをします。また、海岸や河川の清掃活動に地域の皆さんと一緒に参加します。支援活動は、ユニセフや日本赤十字など国際ボランティアに取り組んでいる団体を中心に、募金活動で協力します。現在は、古切手・古ハガキ・書き損じハガキ、使用済みのテレフォンカードや古着・靴などを回収し、各ボランティア団体に送付することで、義援金の一部として役立ててもらっています。また、赤い羽根共同募金や歳末助け合い募金、あしなが育英基金などにも協力しています。
前述したように、県内に6校、地区に17校もインターアクトクラブがあるので、クラブ間の交流機会があります。地区大会は、毎年7月末に、島根・鳥取・岡山の各校が順番で主催(ホスト)校になります(写真は「第40回地区大会(平成28年7月開催)」の班別会議の様子)。2日間で行われるこの大会は、国際ボランティア活動に従事しておられる方の講演があったり、各校のクラブ活動の報告があったり、ボランティア体験の発表があったりと盛りだくさんです。県大会(島根では「指導者講習会」という)は11月初めに、これも2日間で県内の各校が順番に主催(ホスト)校になって開催します。内容は地区大会と似ていますが、こちらもいろいろと盛り沢山でとても充実しています。
こんな感じでインターアクトクラブは活動しています。ちょっとでも関心をお持ちになられたでしょうか。もし良かったら一緒に活動しませんか。
顧問 尾添